幼い頃のアコーディオン

音楽好きの父が弾いていたアコーディオンの音に親しんで私は育った。

小学校入学前から先生について習ったのはオルガン。新宿コタニでのグループレッスン。みんなと同じ事を弾くのが嫌で嫌で、すぐにやめた。結局、家に先生をお呼びしてのレッスン。しかしながらお転婆の私は毎日泥んこになって友だちと外を走り回り、母は私を探し回ってレッスンに連れ帰るのが大変だったようだ。

アコーディオンはいつも家にあった。小学校の運動会の行進の音楽隊でアコーディオンを弾いた時に父はエキセルシャーの小さいアコーディオンを買ってくれた。
父に教えて貰って、あの頃かなり夢中になって弾いた記憶がある。習いには行かされず、多いに楽しく弾いていた。
まさか将来この楽器の専門家になるとは夢にも思っていなかった。
父が弾いていたアコーディオンはウィンナーワルツや歯切れの良いドイツのマーチ。
ポルカマズルカが起源にあるチャマメに繋がる下地はこの頃にあったのかもしれない。

2022年12月15日