Fiesta Nacional del Chamame2019

今年もコリエンテスでのチャマメ音楽祭が終わった。
2011年。あれから8年も経ったとはとても思えない。バルボサ師匠との再会。私の演奏をテレビで聞いて涙が流れた、会いたい!と言って来てくれたグラン・マエストロ、アントニオ・タラーゴ・ロス。
そして、たくさんのチャマメの仲間たち。
私にとってあの場所はとても大切な場所だ。
その前の2004年にアルゼンチンツアーをチャンゴ・エスパシウクとした後にコスキン音楽祭からも招待を頂いたが(父の死の前で行かなかった)。
やはりコリエンテスでのFiesta Nacional del chamsmeはチャマメ奏者にとっては大事な場所だ。
10日間ほど毎日8時間のチャマメのステージが続く。小さな子供からおじいちゃんまでチャマメを弾くみんなが出演する。地元の関係者は、「何百組のグループがいて、その中でプロはわずかだ」、と話していたがみんな楽しんでいる。楽しんで衣装を身につけ、この日のステージに向かう。

毎年のように「いつまた来るんだい?」「一緒に弾きたい」とメールを頂く。
行きたいさ!あの故郷に帰ったような場所に!
素晴らしく人間らしい豊かな音!
暖かい音!
指の故障をしてからチャマメのライブは少なくなっている。
日本にチャマメを届ける為に、苦労してきた19年。
1998年、チャマメに夢中になって一日中聞き続け、反対される言葉も聞かず、バルボサ師匠の元に飛び込んで行ったあの頃に戻ってチャマメの魂を知る者と思い切りチャマメを弾きたい!

2019年1月24日 | カテゴリー : チャマメ | 投稿者 : 牧田ゆき