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富士見市水谷東公民館
チャマメはアルゼンチン人だけのもの???
今回、再会したヒセラは2011年にコリエンテスで初めて会ったヒセラとは全く別人だった。
何故、彼女が日本であんなに高慢な態度だったのか、私には分からない。
チャマメはアルゼンチン人だけのものよ!といった彼女の態度、私は彼女の気持ちがよく分からない。
ヒセラが持ちかけて来た共同制作のCD、もう私のアコーディオンは今年4月に録音済み。
アコーディオン奏者がたくさんいるアルゼンチンなのに、何故私がトラディショナルチャマメにアコーディオンを付けなくてはいけなかったのか分からない。
彼女にとって単なる話題性だけのものだったのか。
私は分からない。
私はただバルボサ師匠のチャマメ演奏に夢中になって今があるだけ…。
何故、リトラールのたくさんいる女性歌手の中のひとりに振り回されて悩んでいるんだろう…。
私はただチャマメを演奏する事が好きなだけなのに。
欲というもの
私は欲の塊みたいな人が苦手だ。
何かと人間は欲の塊みたいなものだ。
しかしながら音楽となると、そんな演奏者とはあまり関わりたくない。
リトラールからやって来たギターMartin、アコーディオンSergio、パーカッションGonzalezみんな良い人達だった。
周りが見えなくなって大変に無礼な人もいたけど…。
本当の実力があって余裕のあるマエストロ・バルボサを思い出すと、その人はまだ海外経験がなく舞い上がっているのだと思った。世渡りばかり考えていると音楽家は破滅する。世渡りが長けていて得する事もあるのだろうけど…。
世渡りと音楽を追求する事の両刀使いの出来る人はなかなかいない。私は生き方が不器用でも自分の音楽を育てる事に一生懸命でいたい。
振り回された1週間
明日、チャマメ演奏者たちが帰国する。
昔「ブラジル音楽は好きだが人間は嫌いだ。」と言った有名なミュージシャンがいた。
あるバンドネオン奏者はテレビで平気な顔をして「南米人はいい加減だ」と言って聞いていてハラハラした事がある。彼らはよっぽど嫌な思いをして来たのだろう。国民性の違いはどうしようもない。私はこの1週間、ヒセラの言動には本当に参った。私は日本人だ。
ここは日本だ。