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桜が終わって私の大好きな新緑の季節です
レコーディング
先週4/22 、23日
アルゼンチンとの共同制作のCDのレコーディングが無事済みました!
11曲のチャマメです。その内2曲はソロ演奏。フランスのチャマメ留学から帰国して間もなくマエストロ・バルボサから送られたチャマメをやっと世に出せます。あともう一曲は新曲。皆さんには秋には聞いて頂ける事と思います。
楽しみにして下さいね!
本番
本番はベストコンディションで望みたいものだ。
しかし決まって仕事の重さが重ければ重いほどそうはいかない。
レコーディングを、目前にして私の左手首が休ませてくれと悲鳴をあげた。
ベストコンディションで本番を!と思えば思うほど体は痛み出す。
今まで乗り切ってきた気力で進んで行くしかないのだ。
黒柳徹子さん、そして出さなかった手紙
今日、由美かおるさん出演の「徹子の部屋」を見ながら10年近くも前に黒柳徹子さんに書いて結局出さなかった手紙を思い出した。
黒柳徹子さんは東京音楽大学を卒業されていて、私の大先輩である。同窓会名簿を眺めながら黒柳徹子さんにチャマメを知って貰いたいと強く思うようになり、気持ちを強く綴った手紙…。
振り向いてくれない世の中の冷たさに泥沼でもがいていた私は、この手紙はきっと届かない…。そう思い込んだ。結局、手紙は出さなかった。
今日、放送を見ながらチャマメについて語る由美かおるさんと「チャマメってどんな音楽かしらねぇ?」と話す黒柳徹子さんを見て、人生って不思議だなぁと思った。いつの日か昔出さなかったあのチャマメについて綴った手紙の想いが、そして黒柳徹子さんにもチャマメを聞いて頂ける日が来るかも知れない。そんな気持ちになった。
徹子の部屋「由美かおるさん」そしてチャマメ
徹子の部屋でお弟子さんの由美かおるさんが「コンドルは飛んでいく」を演奏した。最近由美さんはテレビでのアコーディオン演奏が続いている。
彼女は頑張り屋さんだ。一生懸命でひたむきな由美さんに応えるべく私も一生懸命レッスンさせて頂いた。個人レッスンを始めてから6カ月で彼女はアコーディオンの音の質が変わってきた、今まで培ってきた年輪を音にして表現するコツを私は伝えて導いてあげられているかもしれない。由美さんは私のチャマメから学んだ蛇腹表現をとても気に入って下さった。「牧田先生は他のアコーディオン奏者と音が違う」と熱心に耳を傾けてくれた。
チャマメはとても人間くさい味のある音を持つ音楽だ。
根底には人生の悲しみを跳ね返すエネルギーと心の優しさがある。女優由美かおるさんが、この音楽の立派な奏者になっていく時間を私はゆっくり落ち着いて見守って行きたい。由美かおるさんの年輪が豊かな音になっていく時を見守りたい。