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ラジオ深夜便ないとエッセー(パリのチャマメ)
21日から放送が始まった「知ってほしい、チャマメの魅力」
昨夜二回目の、パリのチャマメ留学。ラジオを聞きながら、あの頃の事が昨日の事のように思い出された。
ラジオではお話ししきれなかったたくさんの思い出。バルボーサ師匠のレッスンに向かうバス、降りる時に私が背負っていたリュック型のソフトケースに入ったアコーディオンがバスの扉に挟まり、困っていた私を助けてくれた優しい表情のアラブ人。
寂しくて寂しくて、冷蔵庫を開ける時も「おはよう!朝ごはんです~!」と元気に声を出したり。
トースターが無くてフライパンで焼いた食パン(これ、美味しかった)
洗濯機が無くて、洗ったジーンズをドライヤーで乾かしたり。
たくさんの小さな冒険の毎日だった。
チャマメを学んだ、あのときめきの時代。
今夜は、アルゼンチンのお話しです!
アルゼンチン大使館
先日、アルゼンチン大使館から、「会いたい」と連絡を頂いた。
アルゼンチン大使館へはもう10年以上、御無沙汰している。
「何かお説教されるかなぁ、長い事、ご挨拶に伺っていないし…。日本人のくせにタンゴでなく、チャマメなんて、生意気だ!」なんて…。(苦笑)
少し固くなって伺うと。アルゼンチンでチャマメ奏者たちから、牧田ゆきの存在を聞いて、会いたかった。という事だった。
音楽祭ではお会い出来なかったチャマメ界の大ベテラン、テレサ・パロディ(TERESA PARODI)や共演したヒセラ・メンデス・リベイロ(Gicela Mendez Ribeiro)らが牧田ゆきの話をしたらしい。音楽祭に招待されて演奏してから4年経つが、アルゼンチン、チャマメ界のみんなが私を覚えていてくれて、とても嬉しい。日本でチャマメ奏者達の来日演奏会が出来るようになる日が来て欲しい。
大泉学園の空
あちらのランク
10/21のゆめりあホールでの演奏会チラシを練馬区のコンサートホールに置かせて頂きに行った。まずは練馬文化センターに行った。受付の方、快く受け付けて下さった所まではいいが、私の視線が受付横のチラシの棚に行った事に気づいて「あちらのランクです。」と入口横の棚を指さした。
あぁランクがあるんですねぇ。音楽演奏会にランクなんて何の事だか、私には全く理解出来ません。
その後、大泉学園駅で降りて駅前のゆめりあホールに行った。駅前にあり、コンサートホールまで長々歩く煩わしさは無し。練馬区は土地があったのか、コンサートホールが駅前にあって、文化に力を入れている姿勢を感じた。
しかし、あちらのランク。の言葉は咽につっかえた魚の骨のように私の心に引っかかっている。
チャマメ15年目
日本でチャマメを演奏始めて15年になった。まだ15年しか経ってないかしらねぇ。とよく言われるが、私はもう15年も経ったかしら、と感じている。活動を始めた頃が昨日の事のように思える。たくさんの方に支えて貰って来た。感謝の気持ちでいっぱいだ。15年経っても私はまだ青二才。でもチャマメはすっかり体の一部になっている。
始めて新宿エル・パティオで10月にチャマメライブをしたあの日の気持ちは今も変わらない。10/21の15周年のコンサートは本当にチャマメが好きなみんなと心から楽しい演奏会にしたい。